#がん治療
がん転移の新たな治療法につながるか 強心剤で抑制 富山大学の研究グループが仕組み解明/北日本放送
●胃がん患者細胞を分析、がん細胞が血中を循環するのに不可欠なタンパク質を特定→心不全治療薬「ジゴキシン」が阻止、血中循環がん細胞死滅

 

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膵がん治療で有名な富山大学病院さんの本体、富山大学さんが大変に興味深い発表をされました。

がんが原発巣から血液の乗って他の場所に転移してしまうその原因の一つを突き止められたというものです。
「α3型ナトリウムポンプ」というタンパク質のようですが、これは原発巣には確かに存在しているものの中に収納されたような状態になっているのですが、血中にがん細胞が飛び出すと表に出てきてしまうようです。

イメージとしては、屋内ガレージに停められたバイクに乗って循環がん細胞が血中→外に飛び出していくという、そんな感じでしょうか。

それで、心不全に使われる「ジゴキシン」という薬が、そのバイクのような乗り物の役割をする「α3型ナトリウムポンプ」をガレージから外に出ないように封じ込めてしまうことが出来るようです。

これが封じ込められると、乗り物を失った循環がん細胞が死んでしまって転移を抑えられた、というのです。

まだまだマウスや細胞レベルでの研究でしょうから、人体でどうなるのかはこれから検証が必要なものではあります。
ただ、この仕組みが分かっているということは、期待を持ってよいのかなと思っています。

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