#食で健康に
注目されるあずきの抗がん作用 マウス実験で胃がん・肺がんの抑制効果も/ポストセブン
●動脈硬化、高血圧、糖尿病予防
●食物繊維が豊富、納豆の約3倍 他

 

やや古い記事ですが、引っ張ってきました。

 

【要約】

●あずきの健康効果
ポリフェノール:あずきに含まれるポリフェノール類は、動脈硬化や高血圧、糖尿病の予防に効果があるとされています。

●食物繊維:あずきは食物繊維が豊富で、100gあたり17.4g含まれており、これは挽きわり納豆の約3倍に相当します。

●ミネラル:特にカリウムの含有量が高く、100gあたり1500mg含まれており、枝豆の3倍、グリーンピースの5倍に相当します。

●抗がん作用の研究
三重大学大学院の伊藤智広准教授によると、あずきに含まれるポリフェノール類がヒトの胃がん細胞に対して自然死(アポトーシス)を引き起こし、増殖を抑制することが確認されました。また、胃がんを発症したマウスにあずきの煮汁を混ぜたエサを与えたところ、通常のエサを食べたマウスに比べて、がん細胞の増殖が60%まで抑制され、がんの進行を遅らせる効果が見られました。さらに、マウスによる研究では、胃がんだけでなく肺がんや大腸がん、肝臓がんなどにも一定の抑制効果が示されたと報告されています。

●あずきの摂取方法
管理栄養士の望月理恵子氏は、砂糖を多く含む和菓子よりも「あずきスープ」の摂取を推奨しています。作り方は、乾燥あずき50g、固形コンソメ1個、塩少々、熱湯400~500mlを保温ポットに入れてよく振り、常温で7時間ほど置くだけで完成します。これを朝昼晩の食前に1日3回飲むことで、あずきの健康効果を手軽に取り入れることができます。