#がん治療
所用時間40分の1…がんピンポイントで狙う「治療薬」の効果分析、原子力機構とQSTが新装置/ニュースイッチ
●アルファ線治療の実用化に向けて加速
新しい治療法として期待が集まるα線内用療法ですが、実用化に向けて重要なステップだと言えます。
α線治療の特徴をものすごく簡単に言えば、
・ピンポイント治療→副作用軽減
・がん細胞への強い殺傷力
・全身療法として使える→転移がん、微小がんへの適応
・分子標的薬との併用で更なる効果→高精度な治療
現在は、米国で骨転移あり前立腺がへの治療が承認されています。
日本では国産核種での臨床研究が進行しています。対象は神経芽腫や甲状腺がんになります。
特に、再発、転移がんへの治療法として、免疫チェックポイント阻害薬や抗がん剤との併用も踏まえて、私は個人的に大きな期待を持っています。