#がん治療
複合免疫療法により、さまざまな転移性固形がんが縮小/海外がん医療情報
●新しいTIL療法→患者の免疫細胞を体外で培養し戻す+免疫CP阻害薬
●消化器がん治療歴4回(中央値)、悪化転移あり患者登録→8/34人=23.5%で客観的奏効、4.5ヵ月~3.5年持続 他

 

米国での成果報告になります。

 

TIL療法は、手術などで取り出された腫瘍組織から、腫瘍に入り込んでいるリンパ球のみを取り出し、それを培養させ強化させたりした(こちらの試験の奏効事例では実施されてますね→インターロイキン-2)あと体内に戻すというものです。

 

がんに狙いを定めて攻撃できるものですので、一般的には副作用は少ないとされていますが、この試験では30%に重篤な副作用が生じたとのころで、これは逃せないところです。

 

こちらの試験もまた、免疫チェックポイント阻害薬の使い方の一つと言えそうです。既にあらゆる試験が実施されています。