#QOL #セルフマッサージ
皮膚へのやさしい刺激で肩こりなどが緩和 都健康長寿医療センターが解明/マイナビ
●慢性的肩こり有する12名対象試験
●皮膚を刺激して脊髄の「オピオイド受容体」を活性
●手をあてがうようなやさしい刺激による効果

 

要約:

東京都健康長寿医療センターは、慢性的な肩こりを持つ12名を対象にした調査データを解析し、皮膚へのやさしい刺激が肩こりの症状を緩和し、首や肩の可動域を広げることを明らかにしました。

刺激方法:日本の小児鍼に着想を得た「マイクロコーン」という細かいブラシ状の器具を使用し、皮膚にやさしい刺激を与えました。

メカニズム;この刺激により、脊髄のオピオイド受容体が活性化され、痛みを引き起こす刺激の情報伝達が抑制されることが示唆されています。

結果
●痛みの軽減
セルフケア前の痛みの平均スコアが6.9/10から、2週間のセルフケア後には2.3/10に低下しました。

●可動域の改善
12種類の動きのうち8種類で可動範囲が増加し、皮膚の異常は認められませんでした。

この研究は、皮膚へのやさしい刺激が肩こりのセルフケアとして有効である可能性を示していますが、さらなる検証が必要とされています。