#がん治療
「がん悪液質」の症状を軽減する治療法が研究で明らかに ポンセグロマブの有効性とは/MedicalDOC
●体重増加、食欲増進など効果確認
●有害事象は70%で確認、一定懸念あり 他
がん悪液質というのは、がん患者さんの多くに起こる体重や筋肉の現象で、これの厄介なところは、体力的な衰弱と薬の効きを弱めてしまうことです。
ですから、この悪液質への対応は、がん細胞そのものをやっつける事と並行してとても重要なことです。
日本ではこの悪液質対策の薬、アナモレリンが登場して既に使用されているのですが、使用をためらるお医者がいるなど、今一つパッとしていない状況のように見えます。
アナモレリンは日本では「体重改善が見られた」ということで承認された薬剤ですが、欧米では体重以外の状況では効果が認められないということで承認されていません。
そのような中で昨年あたりから話題に上ってきたのがこのポンセグロマブですが、日本よりも厳しいと言える欧米基準でも効果を示しているようです。
さて、そんな期待に満ちた新薬ですが、気になるのは有害事象、つまり副作用です。
こちらは、昨年11月の記事です↓より詳しい記事ですね。
ポンセグロマブはがん悪液質治療に大変革をもたらすか? | がん治療・癌の最新情報リファレンス
この記事によると、同薬使用を中止するほどの有害事象は確認されていないとのことですから、レベルの高い有害事象は多くないと思われます。
とにかくこれは大事なお薬。期待します。