#膵がん
米 切除可能膵腺がん(PDAC)対象"CAN-2409"の第二相臨床試験結果を発表 全生存期間を大幅に延長/GlobeNewswire(英語)
●標準治療と併用群の全生存中央値31.4ヵ月vs標準治療群12.5ヵ月
●投与群のうち3名が66ヵ月など経過も生存中、進行抑制し長期生存を促す可能性

 

投資関連のメルマガが送られてくるのですが、その中での情報からたぐると有望な試験報告でした。

 

PDACというのは、膵臓がんとか膵がんと呼ばれるものの大半に相当するもので、これをどうするかが膵臓がん対策そのものと受け取ってよいと思います。

 

そのPDACに対する、CAN-2409という新しい免疫療法薬の小規模治験結果です。

切除可能PDAC患者に対する米国での標準治療は術前化学放射線療法があり、その後手術を実施するというものです。

この術前療法にCAN-2409とプロドラッグを投与したものと、標準治療のみの場合との比較試験です。

 

ざっと言えば上述の通りで、標準治療の倍以上の期間の生存が確認されており、しかもうち3名は5年を越えてまだ生存されています。

 

小規模試験であって、つまり、大規模試験を実施する前の確認試験ですから、効果についてはまだこれから明確にされていく段階にあります。

しかし、現段階でも既に有望であることは間違いありませんね。

 

膵がんと言えば、先日、胃カメラと同時に検査する方法が確立されて、早期発見の手法になり得る旨の報道をご紹介いたしました。

切除可能な時点で膵がんを見つける方法がわかり(切除の可不可はそれだけでもないはずですが)、それに対する治療法も確率されるなら、克服にぐっと近づきます。

どちらも期待が大きいです。