#膵臓がん
落語家の入船亭扇海さん死去、72歳/産経新聞

 

何年も前にXの方で取り上げさせていただいた記憶があるのですが、あの難しいとされる膵臓がんステージ4の診断を受けながら14年もサバイバルされたのですから、ここから学ばなくて何でしょうか。

 

こちらは2年前の記事です↓

 

大手術のあと、農業をして過ごされていたようですね。

2年間です。

 

肝臓への転移が見つかり、つまり手術から2年後に肝転移となって手術を受けられて仕事に復帰されています。

しかし、それから3年後に再度肝転移が見つかっています。2015年です。こちらも手術でご対応されたようです。

 

そして2022年に再々転移。手術は出来なかったようですが、それから2年半ほどで現在に至っています。

 

農作業をされていた期間がある以外は、特別に何かをされていた気配はありません。

お仕事がお仕事ですから、笑う、笑わせるという面でプロフェッショナルでいらっしゃったことは何か要因であるかも知れません。

 

とても大事なことは、相当難しい手術をされているということで、確かな病院にかかられていたこと、適切な医療を受けられていたことは間違いないでしょう。これがポイントかも知れません。

 

既にかかられている病院で切除不可とされても、セカンドオピニオン、サードオピニオンで切除への道が開かれたという話は珍しくありません。

まずは、最も良い治療を受けることが出来る病院さんはどこかということが、特に肝胆膵と言われるがんでは大事なことだと思います。

 

あとは、体を出来るだけ活動的に保ち、仕事でも無理やりでもよいので沈み込まないことが大事なのかなあ、とは思います。

精神論と言えば精神論ですが、実際、サバイバルされている方はそのような方が多いんじゃないでしょうか。

 

こちらのブログでは何度もお伝えしているので、もし以前読んでくださった方がいたらしつこくて申し訳ありません。

「難しい」とされながら長くサバイバルされる方の精神状態の特徴として「自分ががんに罹っていることを忘れている」というものが、上位に来ているんです。

仕事でも趣味でも良いのですが、何かに打ち込んで没頭することによってその間は忘れているかけなのかも知れません。

しかし、ご自分ががんであることを思い出されない方というのもいないと思うんですよね。

ということは、自ずとそれは、がんであることを忘れる時間を作っているということなのだとも言えるはずです。

 

何でも良いと思います。打ち込んで夢中になること。そこに生きる力が現れてくるように思うのです。