#適度な運動
がん死亡リスクを低下させるかもしれない「定期的な習慣」/ダイアモンド
●南アⅠ期2.8万人対象、がん進行及び全死亡と診断前の身体活動の関連調査
●活動量「中~高」の進行と全死亡リスク、活動量「無」と比較で27%、47%低など
診断前の運動量についての比較ですから、既に診断されてあわてて運動を開始すべきかどうかはなんとも言えないものです。
感覚的なものですが、仮にがんと診断されて、体の状態はそんなに悪くなく、運動も出来る状態にあるなら・・・また、それまでほとんど運動をされてきていないなら、やった方が何らかのメリットが現れる可能性はあると思います。
既に、何らかの運動習慣がおありの場合などで、その強度を上げるか下げるかどちらが良いか、という議論は、全くわかりません。ですから、治療に差し障りないがない程度で継続されることがよいのでは、とは思います。
しかし、全く運動習慣が無い方というのは、少しの運動であってもそれだけ体にもたらす変化は大きいものです。
エスカレーターを使っていたところを階段に変えてみる。朝起きたらすぐにスクワットを10回やる。のぼりの坂道をゆっくり歩いてみる。など、特に下半身の大きな筋肉をまず動かすことをおすすめします。
※これもかなり個人的な感覚ですが、スクワットなどしゃがみこむ事というのは、やっていなければ負担が大きいのですが、トレーニングとしてやりはじめると意外と出来るようになります。ということは、身体状態を良い状態に変化させるにはなかなか良いメニューだと思っています。目安としては、最初は1日5回~10回程度を毎日。楽々出来るようになったら、朝10回、昼10回、夜10回と1日合計30回程度に延ばし、翌朝筋肉痛が起きていなければ毎日に。起きていれば1日おきに実施など。
また、階段歩きも最初はしんどいものですが、とにかくゆっくりのぼることです。異常なくらいゆっくりのスピードでよいので、出来るだけ長い時間運動している状態を続けることが大事です。うさぎではなく亀がよいのです。