#がん治療
がん細胞をウイルス感染させ死滅させる 乳がんが再発した50歳ウイルス学者が行った驚きの「自己実験」/プレジデント
●局所再発時、腫瘍縮小、その後切除、補助化学療法で45カ月時点再発無し→エビデンスではなく実験段階
●心カテーテル、ピロリ菌も自己実験から

 

いわゆるウィルス療法としては、脳腫瘍領域で承認されているデリタクトがありますが、これが国産技術から生まれた療法ということで注目を集めています。

 

外国で承認されているウィルス療法としては、メラノーマ対応のものが既に次世代に入っており、技術更新が続いています。

 

理論上は、固形がんであればどれにも対応出来る可能性があることから、前立腺がん、食道がんなどを対象とした大小臨床試験が実施されています。

 

個人的に注目しているというか、投資関連で時折情報が舞い込むのは、免疫チェックポイント阻害薬と併用した胃接合部がんas2次治療の試験です。現在フェーズ2ですが、1では良好な見通しが見られていました。

 

フェーズ2終了が2026年4月ですから、この結果次第では、また新しい免疫チェックポイント阻害薬の使い道が開かれることになると思います。

 

さてこの記事の本題は、勇気ある医師の自己試験ということになります。

可能性として捉えていきたいですね。局所療法として、再発乳がんに効く可能性が出てきたと捉えたいということです。
 
これは、今の治療が苦しくても、なんとか頑張る動機になってきます。
なんとか頑張っていれば、開ける道が出てくるものだ、ということです。