#がん治療
アスピリンは一部の大腸がん患者の再発リスクを低下させる可能性/海外がん医療情報
●大腸がんの約3割に見られる”PI3K経路の遺伝子変異”
●626人ほとんど白人の試験、毎日160mg服用、3年再発率:アスピリン服用群7.7% vs プラセボ群14.1-16.8%
●有害事象は極小
大規模臨床試験の結果で有意義なものですが、白人であること特定変異がある人が対象であること、また遠隔転移していないことも条件になっていますから、全ての大腸がんでどうかと言うのは、まだ何とも言えないところです。
アスピリンは世に出て長い薬品で、しかも経口投与出来るものですから、大きな負担が無いところが特徴です。
患者さんにとっては朗報ですが、経済合理性の観点で、医療・製薬会社の利害にひっかかるようなことのないように願いたいものです。