#がん治療
「重粒子線」によるがん治療 新たに保険適用となった早期肺がん、手術困難な膵がん、前立腺がんについて専門医が語る「スーパードクターに教わる最善予防と最新治療2025」/文春
●膵がん、根治・再発予防用治療法開発中
●前立腺がん、治療中の生活維持が大事 他
PR記事と言えるのですが、QST病院(千葉)の紹介記事です。
QST病院↓
ひと昔前は、量子メスと言われた重粒子線治療の総本山とも言えるのがQST病院です。
海外で粒子線治療と言えば陽子線治療が盛んと言えますが、重粒子線については日本が先端を行っており、これからも期待のかかる治療法と言えます。
重粒子線の特徴は、要は、がん細胞をやっつける能力が高いということです。
そのため、治療期間が短くて済みますし、更に高精度に病巣に照射するための技術革新が続いていますから、体にやさしい治療とも言えます。
欠点は、重粒子線治療が出来る施設がまだまだ少ないところです。
このことは思いのほか大きな課題ではないでしょうか。
というのは、やはり重い腰を上げるためには、それだけの困難に直面してからということが言えると思うのですが、重粒子線治療は、全身性の転移がんの治療には向きませんから、最後の手段とはいかない側面があるわけです。
どの治療にも言えることですが、早いうちにこれが出来ていればな、というものである割に、条件が多いことを背景として施設が少ないんです。
なんとかならんかな、という気持ちですね。