#脳腫瘍
神経膠芽腫幹細胞に有効な抗体薬物複合体の作製に成功/北海道大
・”B2E5”ADCが強力な抗腫瘍効果、膠芽腫幹細胞移植マウスで確認
・白血病、乳がん、肺がん、膵がんへの可能性も考えられる
・副作用少見込む 他


北海道大学のリリース↓
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/241127_pr3.pdf

 

臨床研究に進めるかどうかの判断材料として、有望な前臨床研究が見られた、というものです。依然として。

 

ただ、それがどれほど有望かと言うと、かなり、なのかなと思います。

 

ヒト膠芽腫マウスでどうかということが次のハードルかと思いますが、焦点を当てている膠芽腫幹細胞に発現するEVA1が、急性骨髄性白血病や乳がん、肺がん、膵がんと言った、メジャーとも言えるがんに共通するものとのことですから、期待値が大きく上がります。

 

膠芽腫治療では、ドラッグデリバリーにウィルスを用いたテロメライシンが一定の成果を出しているわけですが、こちらもADCということで構造は違いますが、やはり薬をどうがん細胞まで運ぶかに焦点が当たったものです。

 

副作用が少ないということは、標的への薬物送達において精度が高いということも言えるわけですから、これもまた期待値を上げる一つとなります。