#食で健康に
高齢者の認知症予防に最も有用な野菜の種類は?/CareNet
●オーストラリア研究、70歳以上女性1206人対象調査
●総野菜摂取量が多いと認知症関連死亡リスク39%減少
●特に黄/オレンジ/赤い野菜(YOR)の摂取割合が高いと顕著 他

 

野菜を食べるのは体に良い。

 

これはもう暗黙の了解のように浸透していることなのですが、野菜の中でも何をどんな理由で食べるのか、というところまで落とし込むと、食べる理由がまずは出来て、食べる工夫へと発展するものです。

 

こちらの記事では、野菜が認知症予防になるのかという事に焦点を当てた分析で、それなりの規模がありますから、十分に「食べる理由」「食べる工夫」になり得るのではないかと思います。

 

対象の1206人中、全ての野菜の摂取量を基準に<少ない・やや少ない・やや多い・多い>というように4つのグループに分けた統計調査で、<少ない>のグループの方々については、死亡を含めた認知症関連のリスクが高かったことがまず示されているところです。

野菜は、やはり多く食べると認知症には良いようです。

 

では、どの野菜を摂っているいる人がより良いのか、ということですが、YOR、つまり黄色・オレンジ・赤野菜を摂っている人が良かったようですね。

 

伊藤園さんだったでしょうか、野菜ジュースを色によって種類分けされていたところがあったと思いますが、早速何か仕掛けてきそうな研究結果です。

 

これにより、YORを摂る理由が出来ました、その工夫は例えばジュースでも、というような具合です。

 

アブラナ科に属する野菜が、どうもがんのリスクを減少させるぞということが統計的にははっきりしてきています。

私は個人的に、キャベツ、ブロッコリーをよく摂るのですが、これが理由です。

 

玉ねぎはどうも血液をさらさらにするぞ、納豆は更に血栓を溶解させる効果があるぞ、などなど、他にも色々な動機が存在しています。

 

ということは、ですよ、色々な野菜や豆類やらを、出来るだけ色々な種類をたくさん食べることが、結局のところは健康に長寿に病気の予防に病気からの回復や再発の防止にも良いってことで、そう括っても良いなと最近は思うんです。

そういう風に野菜を食べようと思っています。

 

そういう点では、野菜ジュースというより、スムージーは素晴らしいアイデアだと思いますが、結構面倒だし、食事とは少し違う領域になってしまう気がします。

 

それで、私がたくさん野菜を摂るためにお勧めする手段は、出来るだけ生の状態で、それなりに細かく切って、スライスして、オリーブオイルで混ぜる、という技です。コールスローですね。

キャベツはキャベツスライサーでスライス、玉ねぎもスライサーでやるか細か目に切る、レタスもある程度細か目に切る、パプリカも細か目に、ブロッコリーは電子レンジを使い水無しで温める、豆は缶詰を。

こんな感じで、最後にオリーブオイルでかきまぜると、結構な量の野菜がまとまってくれるので食べやすくなります。

少し塩コショウをしたり、バルサミコを混ぜ合わせたり、大きくブツ切りサーモンを上に乗せたりすると、レストランのようなサラダになります。

シュレッドチーズをふりかけて、ハインツの甘めのケチャップで頂くのが最近の私の流行りです。

 

いずれにしても、野菜を摂る理由がまた一つ出来た感じです。