#がん悪液質
ポンセグロマブはがん悪液質治療に大変革をもたらすか?/海外がん医療情報
●進行がん悪液質患者約200人試験→プラセボ群体重0.5㎏減少:ポンセ群0.9~2.7kg増加
●副作用はほぼ無し 他
このポンセグロマブの試験では12週間で0.9~2.7kgの体重増加、ただし投与量による。
日本で既に保険適用されているアナモレリンは、同じ12週間で除脂肪体重平均1.38kg増ということになっていますから、現状では同等程度かと思います。
2年程前に確認した情報によりますと、日本のお医者様の中にはアナモレリンの処方に関して前向きではない方もそれなりにいらっしゃるようです。
その理由は、まだ本当に効果が出るのかどうかがはっきりしていないから、というものでした。
治験を経て承認されている薬になのになあ、、、という素人ならでは疑問が出てくるのですが、このポンセグロマブのように、新たに選択肢となるような薬が出てくれば、また状況も変わってくるのかなあとも思います。
がんそのものにやられるのではなく、衰弱して命を落としてしまう方がまずはいなくなるように。がん悪液質は、QOLにも深く関係するとても重要な対策事項だと思いますので研究が進むことを願います。