#食で健康に
健康寿命を延ばす「最強食材」=魚だが…まさかの“寿命を縮めてしまう”「危険すぎる食べ方」とは/The GOLD
●カナダ・ニューファンドランド島、塩漬けにした魚を揚げて食べる習慣_男性の4割、女性の3割以上が高血圧→脂と塩は”悪魔の短命コンビ”

 

これは魚だったらどんな食べ方でもよい、というわけではないよ、という事例ですが、似たものって結構あるんじゃないでしょうか。

 

豆は体によいと言われますが、砂糖に浸した甘納豆ばかり食べるなら問題です。

 

健康の為に食べる野菜サラダも、塩分たっぷりのドレッシングまみれにすれば、別の問題が出て来そうです。

 

ただ、それらが完全に悪いというわけではなく、そんなものばかり食べていたら、ということだと考えてよいと思います。

 

あまりに神経質になっていては、食べることがストレスとなり、ストレスが別の意味で体に悪影響を及ぼしかねませんから。

我慢に我慢を重ねても、人間はリバウンドしていまうということはよく知られています。

 

私は食生活に限らずですが、どのように歳を重ねるかのモデルとして、長野県の事例は好適と考えています。

 

2023年度も、長野県は長寿県として男女とも一位となりました。トップ常連県です。

 

実はその昔、1960年代頃まで、長野県はこんなにも長寿県ではありませんでした。

それは、保存食が必要な土地柄、野沢菜などに代表される塩分の強い漬物などの消費量が相当高かったことと関係しているとされていました。

 

そこで80年代、県をあげて「県民減塩運動」を展開したところ、飛躍的に塩分消費量が減少したそうです。

この他、食事にかける時間が長い、噛む回数が多い、野菜摂取量の多さ、地元にある健康食材の多さなどが影響しているとのことです。

 

カナダのニューファンドランド島が、塩漬けの魚をフィッシュアンドチップスで食べるとのことですが、そういう食習慣を見直すことは出来るものです。

 

焦らず時間をかけて習慣にしていくことが求められますが、それだけの価値があることを長野県事例が教えてくれているように思います。