#肺がん
最新技術の結集で肺がん治療に全力 薬物治療に陽子線を加え効果高まる可能性 中部国際医療センター(岐阜県美濃加茂市)呼吸器内科部長、樋田豊明さん/ZAKZAK
●陽子線装置「プロビーム360」導入、肺のような繊細な臓器には陽子線が適す
●薬物治療と局所治療の陽子線で効果向上と期待
●温熱療法も今秋稼働
●岐阜から世界へ、肺がん治療の発信拠点に
現行の陽子線治療用装置は、装置というよりも施設とかプラントのようでもあります。
それだけに、導入には大きな金額を投じたことになるわけですが、「価値ある治療機器を入れましたよ」という病院さんからの声が聞こえて来そうな記事です。
肺は呼吸のたびに動く臓器ですから、照射する際も幾分かは病巣以外に放射線が当たってしまいます。
ですから、いくら回転ガントリーで精密照射が出来ると言っても、重粒子線では強すぎるのでしょう。
精密照射が出来てエネルギーの高い陽子線が局所治療として適しているということですね。
陽子線と化学療法の併用は、肺がん治療においてはそこまで珍しいものではないように思うのですが、やはりこの新しい陽子線装置である「プロビーム360」に対する期待が大きいのでしょうか。
肺がん治療において、岐阜発日本全国とか世界と仰っているのは、とても心強いですね。きっと陽子線・化学療法の他にも、まだまだあるのだと思います。
膵がん治療で富山大学付属病院が際立った治療成績を残しておられるように、膵がんよりも患者さんの数が多い肺がんでそのようになってもらいたい、そういう思いに至りました。