#がん治療
全国粒子線施設で治療件数8年連続トップ サガハイマットが開院10周年 医療保険適用も広がり患者数増/Yahoo
●膵がんⅣ期例_15年9月初診・告知、16年1月重粒子線治療開始12回照射、化学療法・免疫ワクチンなど経て2.5年後がんほぼ消失、現在は定期検査で観察
重粒子線治療の保険適用範囲
限局性の骨軟部腫瘍
頭頸部悪性腫瘍(口腔・咽喉頭の扁平上皮癌を除く)
限局性および局所進行性前立腺癌(転移を有するものを除く)
肝細胞癌(長径4センチメートル以上のものに限る)
肝内胆管癌※
局所進行性膵癌
局所大腸癌(手術後に再発したものに限る)
局所進行性子宮頸部腺癌
早期肺癌(ⅠからⅡA期までの肺癌に限る)
局所進行子宮頸部扁平上皮癌(長径6センチメートル以上のものに限る)
悪性黒色腫(婦人科領域の臓器から発生した悪性黒色腫に限る)
以上ですが、着々と適用範囲は拡大してきています。
問題点は、施設があまり無いことです。
この記事に登場の膵がん治療をされた方も新幹線でサガハイマットまで通ったそうですから、これはつまり、財力が必要ということになってきます。
QSTさんが進めておられる重粒子線装置の小型化プロジェクト(第4世代量子メス)が着実に進んでおり、すでに装置そのものは完成し、骨軟部腫瘍の患者さんに対する治療も開始されています。
この小型化重粒子線装置は20×10mサイズとなり、都心型の病院の敷地にもおさまるほど小型のものです。
2026年頃には社会実装が予定されていますから、もうすぐそこまで来ていると言えます。
これが出来れば、患者さん側の経済的問題は大きく改善されることになりますね。