#食で健康に
メタボとがんの関係が次々と判明、食べ物が生むリスクの差とは/ナショナルジオグラフィーク
◎”代謝”はほぼ全てのがんに関連⇔メタボ、炎症
◎代謝をリスク要因にしないために「何を、いつ、どのくらい食べるかによって違いが生まれる」→食事、運動 他

 

エビデンスが無いから食事はがんと関係無い。
と言われる方は結構いらっしゃるのですが、エビデンスにも色々と種類がある中で、確かに、ランダム化比較試験によって何らかの食事ががんの予防とかがん治療に利益を成すものだというものは存在していないと思います。
 
しかし、統計的なエビデンスは次から次へと出てきていますし、この記事にしても、低いレベルではあるけれども、著明な米国のがん研究所の方々からの話をとりまとめられたもので、エビデンスと言えばエビデンスになります。
私は、やはり食べるものと運動は、結構大事だと考えいます。
 
ただ現時点で、食事は大事、と推す者でありながら、期待や願いを込めて実践していくもの、という範疇からはまだ出ていないようにも思っています。
 
ですから特に、食欲があまり無かったり、体重減少が確認されているがん患者さんは、好きなものを好きなだけ食べることの方が合理的であると考えています。
その上で、繊維が多く含まれていたり、体に良いとされるという要素を付け加えていけば、やはり期待や願いではありますが、それもがんが嫌がるものになり得るというのが、私なりの見解です。
 
そうではなく、がん予防をどうしようかとか、初期のがんが見つかって食欲も結構あるという方は、やはり期待や願いであったとしも、それなりにエビデンスは蓄積されてきているのですから、食事のコントロールをおすすめします。