#粒子線治療
次世代がん治療に期待 レーザー光で世界最高「光速の50%」粒子線/朝日新聞

QSTからのリリース↓
レーザー光によるイオンビーム発生で世界最高速度を達成 粒子線がん治療装置を小型化する「量子メス」のさらなる進化に大きな一歩

https://www.qst.go.jp/site/press/20240513-2.html

 

 

粒子線治療は、体深部にあるがんに対応出来るなど、現世代でも期待の大きい治療法の一つです。

 

ところが、粒子線治療を受けることが出来る施設は限られており、その恩恵に与ることが出来る方は少ない、というのが現状です。

 

というのは、粒子線治療でイオンビームという光線みたいなものを発生させるためには、大規模な施設を用意しなければならず、コストも大きくなることから施設を増やしていくことが難しいわけです。

 

そこでQSTさんは、この粒子線治療をもっと普及させるために、施設の小型化のための研究を続けおられて、このレーザー光を利用した再現性のある高速イオンビームの開発は、それに向けて重要な一歩であるということです。

 

しかし、治療レベルで使用されるイオンビームの速度にはまだ到達しておらず、あと一歩というところのようです。

また、更にビームの強度も必要とのことですから、実用化に向けてのハードルはまだまだあるようですが、期待は大きいですね。