#脳腫瘍
筑波大 難治性がん「こう芽腫」 次世代治療法の治験開始と発表/NHK
◎悪性度が高い膠芽腫対象のBNCT治験:筑波大独自開発の照射装置と治験薬の組合せ
◎筑波大独自開発の照射装置は治療時間を短縮して多くの患者に治療が提供できるように

 

筑波大学にて研究されるBNCTはこれですね↓

 

BNCTは放射線領域の期待の技術です。

 

そこで使用されるホウ素剤についても最近は進展が見られています。以前使われていた薬量の2%ほどの少量で治療効果が得られるというものが開発され、大きな前進が期待されます。

 

BNCTの特徴は、従来の放射線治療と比較すると格段に高効率で、1回30分程度の治療で完了するというものです。

従来は、ホウ素剤を患者さんに注入するために、2~3時間かかっていましたが、先のような少量で済む薬剤が開発されているので、これも短縮されることでしょう。

 

いずれにしても、放射線治療が数カ月に渡ることを考えると、とんでもない早さと言えますが、加えて病巣以外の組織への影響も少なくて済むというのですから、夢のような治療法です。

 

欠点としては、体の奥にあるがんには、現状、適用し辛いという点です。

これは、照射される中性子線はエネルギーが低いためです。

 

既に頭頚部がんでは保険診療が可能になっています。