#膵臓がん
早期の膵臓がんを血中酵素の活性異常で発見 東大などが検査法開発/マイナビ
◎血中の極少量酵素を”1分子”レベルで判別する技術応用
◎早期膵がん患者の血中に存在する3酵素で健常者と異なる活性発見→血液検査で早期膵がんを診断(またはリスク判定)出来る可能性

 

1分子だけ存在している酵素の有無を調べる技術がまず確率され、その技術を用いてステージ1~2膵がん患者さんにある酵素を取り出して、健常者のそれらを比較したところ、3種類の酵素について、患者さんにしか見られないものが見つかりましたよと。

現時点ではこういうことですね。

 

その酵素とは、一つ目はDDP4。

2型糖尿病の治療標的になっている酵素です。

 

二つ目はエラスターゼ。

これは膵臓に関しての病気でよく聞かれるバイオマーカーです。
 
そしてもう一つがCD13。
これはよく聞くものですが、がんが血管を増やしていく機能で知られるようです。
 
この三つが揃えば、早期がんの可能性がある、ということになります。
 
これからの研究により、それががんと判別出来るのか、あくまでリスク判定なのかはわかっていくと思いますが、極少量、1分子で見つけられる技術がやはりポイントで、見つかり出した時には精密検査を受ける、という流れが出来れば、早期発見につながっていくのではと思います。
 
期待の大きい研究です。