#リハビリ
「歩行リハビリ機器」売り上げ増 高齢者施設で健康づくりへの意識に変化/ZAKZAK
◎「安全懸架装置」歩行練習時に使用
◎転倒事故リスク低減、立ち直り動作を阻害しない
●今、歩けない方に「歩くメリット」を提供出来る器具でもあるように思います。

 

確か、東北にある高齢者向けの施設で、80歳以上の方でも歩けるようになって家に戻る方も少なくない、という記事があったんです。

そこで使用されていた器具がこちらです。

 

もちろん、この器具のみの成果とは言えないのですが、大きな役割を果たしているのではないかな、と。

あの記事を見てから、私は個人的にこの器具に興味を持っています。

 

入院や療養によってベッドで寝る時間が増えると、特に足の筋肉の衰えは顕著になります。

これがいわゆる寝たきりの原因になってしまい、QOL低下とともに寿命に影響してきます。

 

寝たきりは、特に高齢者にとって重要な課題と言えますが、例えばがん治療中の方にとっても似かよった課題でもあります。

 

食欲の減退、筋肉の衰え、体重の減少など、歩けないことがもたらすデメリットはそのまま予後に直結するからです。

 

逆に、もし歩くことが出来れば、という発想も持つことが出来ます。

歩く=運動をすることでの精神的好影響、そこからくる食欲増進、筋肉の衰えを抑えて、体重維持にも好影響でしょう。

 

そして、筋肉、体力が衰えてしまった方に安全な歩行を提供出来る可能性が、この器具にはあるなあ!と思えるわけです。

 

問題は、屋外での歩行には使えず、あくまでマシンでこそ適用出来るものということです。

ですから、ご自宅でこれを備えようとすると、結構ハードルは高くなります。

また、備えている施設まで出向くのがそもそも大変ということもあります。

 

だから私は思います。

病院さん、もっとこの器具とウォーキングマシンを仕入れて設置してください。

 

医療費の問題などで、病院が高齢者の社交場と化していることが問題視されて久しいのですが、私はそれは、病院の機能性の問題だと思っています。

 

健康維持や病気からの回復に社交そのものを機能と位置付けて、単なる社交に料金を課し、しっかりと儲けてくださればよいのです。

おかげで高齢者は、社会との接点を失わずに済み、健康維持が出来、病気から回復も出来る。

その機能に負荷する要素として、例えばマシンとこの器具を備える。

 

高齢者もがん治療中の方も、健康であれば健全です。

つまり、健全な消費者であることが出来ます。

日本経済にどれほどの好影響があるでしょうか。

 

まあこれはくだらん持論ですが、とにかく「歩けるのメリットを歩けない人に」。

それが実現できそうな器具として注目していきます。