#がん治療
口腔内細菌による血栓症はがんの転移を促進する がん患者の口腔清掃の重要性を明らかに/北海道大学
◎虫歯菌「ミュータンス菌」が肺の血栓形成を誘導→がん転移の増加解明
◎がん患者の口腔衛生は、がん関連血栓症や転移抑制に重要
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/231226_pr.pdf

 

虫歯菌であるミュータンス菌とがんの関連は、これまでも報告されていました。

血管での炎症を誘発することで、がん転移を促進してしまうというものでしたが、今回、肺血管の炎症と血小板の活性化が好中球の遊走を促すことで血栓が作られ、それががん細胞の血管に影響していることを突き止めました。

マウス試験では、肺転移の増加が確認されており、非常に重要な結果であると言えます。

 

口腔衛生は、歯磨きをすることに加えて、口内炎を抑えることが重要になってきます。

そのためには、歯科にかかってケアすることが重要になってきますが、普段から食後の歯磨きやマウスウォッシュによる口内洗浄によって炎症を起こさせないことも大事だと思います。

 

この研究については、しばらくすると医療でのアクションが起きそうなインパクトがあります。

12月14日に論文誌に掲載されています。