#多発性骨髄腫
多発性骨髄腫公表の岸博幸氏 退院報告で「8月の抗がん剤の時はなかった症状」明かす「タバコ吸ったら…」/スポニチ
「退院してタバコを吸ったら胸が苦しい。。。8月の抗がん剤の時はなかった症状」
「注射&薬が強いのか、タバコとの食い合わせが悪いのか。。。しかしタバコは止められない」
退院するまではタバコを吸っておられなかったので、久々に異物を浴びた肺がしんどがっているのか、、、そんな想像をしました。
抗がん剤など投与される薬は化学物質の塊で、タバコもまたあの煙は化学物質そのもの。
なので、食い合わせが影響していることも確かにあるかも知れません。
私が思うのは、岸さんはタバコを吸ってほしくない、です。
人体への影響という点では害しかありません。
長い習慣のものなので、確かに精神的な落ち着きは得られるとは思います。
ただ、命に影響する可能性がある病気にかかって、タバコは止められん、と言われているところからすると、これは最早、精神がどうとかそういうものを越えて、どう生きるかどう死ぬかの選択のようなところがあり、こういう類のものを時に、信念と呼ぶのでしょうが、岸さんにとってはそういうことなのかもなと。
私は一方で、やや羨ましくもありますね。
命よりも大切なものは無い、とはよく言いますが、実はそんなこともないなと、がん患者さんから学ばされる時があります。
それは、生き方とか・・・仕事、趣味、ライフスタイルに関わるものとか。
生き方もライフスタイルも、本来は自分の命と重要さを比較するようなものではないはずですが、がんなどの命に関わる病気に罹ったりすると、否が応でも比較せざるを得なくなります。
そんな時に、生き方の方をしっかり取っていくことが出来るのは、それだけその生き方を大事にして気に入ってこられたからか、または、そもそも生きるということに死ぬことも想定された生き方をされてきているからではないか、とも思うのです。
私にとって死は恐怖でしかなく、たとえ仕事がなくなろうと、楽しみを失おうと、命だけは助かりたい、可能な限り長らえたいという、生きることの真逆、という価値観で生きています。
これは大きな差ですね。
どちらが正しいということはありませんが、死に対する恐れの度合とそのリアクションと言う点で、出来れば岸さんのようでありたいなあ、とも思うわけです。