#小児がん
成人よりつらい小児がん患者支援へ 広大病院がVRゲーム開発費募る/朝日新聞
●子供が泣かずに点滴や手術に臨めるような治療モチベーションアップにつながるようなVRゲーム
●人気の漫画「はたらく細胞」キャラ使用
https://www.asahi.com/articles/ASRBL7J69RBKPITB003.html
【寄付の窓口】↓
https://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/childhoodcancer/familyhouse/kifu
大変興味深い取り組みです。
病気を忘れるような楽しい楽しいVRゲームを開発するというのではなく、細胞をキャラとして体の構造や免疫のことを知る「はたらく細胞」のゲーム化、がん治療版です。
これは是非、大人版も作ってもらいたいところです。
私の興味は、実は、治療成績の向上につながるのでは、というところからです。
もう相当昔の80年代後半頃、私はとあるイメージトレーニングのセミナーに参加したことがあります。
ロサンゼルスやソウル五輪で活躍した、陸上短距離のカール・ルイスなどが実施していたという自己暗示型のイメージトレーニングのセミナーでした。
部活動の一環として参加したものでした。
色々とイメージをはじめるまでの過程があるのですが、それが終わっていよいよイメージをしていくのですが、それは要は、達成イメージを如何にリアルに出来るかというもので、真っ暗な部屋で競技場会場への入場局や歓声などが流され、そこでの自分の姿をイメージしていくというものでした。
このイメージトレーニングは、実は私、今でもやっています。
ということは、これまでやってきて効果を成したからなのですが、願望が実現したことは数えきれないほどあります。
特に驚くのは痛みの制御で、突然はじまった強い歯痛、頭痛、指先をケガした時の激痛などで、緩和、鎮痛の効果を体験しています。ただし、いつもではありません。
VRというのは、バーチャルリアリティのことで、まさにイメージトレーニングにうってつけの技術だと言えます。
そこで、自分の免疫細胞が憎きがん細胞をやっつけるイメージが出来たら、何か体に良い効果をもたらすんじゃないですかね!?
というのが、私の興味の根です。
つらい抗がん剤治療ですが、その「抗がん剤君」をゲームで操って、がん細胞をむちゃくちゃにやっつける、みたいな感じ。それが自分の体の中で起こっているんだよ、ということまでリアリティを持つことが出来たら・・・これは面白いです。
実はがん治療でのイメージトレーニングは、懇意にしていた医師の方から聞いたことがあります。10年くらい前でしょうか。
あれも80年代ですね。ちょうどゲームセンターが流行りだした頃、パックマンというゲームがあったのですが、
豆みたいなやつを、パックマンがパクパク食べていくというゲームです。
ちょうどパックマンのように、自分の免疫細胞ががん細胞をパクパク食べるイメージをさせながら、抗がん剤治療をすると、効果が良い気がすると言っていました。もちろん医師の主観でありカジュアルな会話の中での事です。
病は気から、という言葉は有名で「本当にそうだ」とされることも多いのですが、もしその”気”=”気持ち”とか想像によって、免疫や薬の効きを少しでも強めることが出来たら素晴らしいと思います。
単なる願望に過ぎないのですが、こちらのVRゲームには、そういった変化球的な期待を持っています。