一つだけではなく、別の臓器にもがんが出来てしまうのが多重がんですが、堀ちえみさんの例です。
多重がんと言うと、これはもう大変なことだというイメージを持ってしまうのですが、こちらの中川先生のご視点は、大変というより利益にもなるんだという捉え方です。
いえ、捉え方というよりもこれは事実であり、堀さんは利益を得られているわけです。
どれだけ生活習慣に気をつかっていたとしても、なる時にはなるのががんです。
そういう意味では、がんが一カ所だけで済まないこともあり(記事よると2~17%の確率で見つかる)得ます。
堀さんは、舌がんでは治療やその時の生活でご苦労されたと記されていました。
しかし、その経過観察の中で見つけられた食道がんだけを取ってみれば、ステージ0で見つかる幸運に与られたと言えます。
食道がんは診断数が増加しているがんで、初期で見つかるケースは概ね健康診断などでの内視鏡検査が多いようです。
しかし、特に胃などに不調を抱えている方でなければ、内視鏡検査は一年に一回程度のペースが普通だと思います。
ところが食道がんは、初期の場合はほぼ無症状。
これは他のがんでもよくあることですが、食道がんに特徴的なのは進行が早いことです。
ということは、年に一回の検査ですと、場合によってはある程度進行してしまうケースも十分に考えられるということですね。
しかも、進行してしまうと難儀な場合もあるがんであることも特徴です。
その見えない地雷のような食道がんをステージ0で見つけることが出来たのは、まさに利益そのものだと思います。
堀さんが「一がん息災」を実践されていると中川先生が仰るところは↓
【抜粋】「本日は食道がんの経過観察のための、診察でした」と報告。「ステージ0でしたが、がんはがん。いつ何時また、顔を出すかは分かりませんので、早期発見のために定期的な検査は、避けて通れません」と記しています。この堀さんの心がけが、まさに“一がん息災”そのものなのです。
こちらの堀さんのSNS投稿文です。本当にその通りですね。
「一病息災」はよく言われることですが、これは私のような病院嫌いにはテキメンに当てはまってきます。
普段は病院嫌いで、ちょっとのことではお医者さんにかからなくても、一度行きはじめると、依存症のようになって通い詰めたりします。深層心理では、要は、怖がりなんです。
病院に行くことは怖がらず、病気をしっかり怖がっていきたいと思いました。