#がん遺伝子パネル検査

がん遺伝子検査は「早期に価値」 適用拡大の要望相次ぐ/日本経済新聞
「早期に検査すれば治療に役立つ可能性が高まるという研究報告が相次ぎ、患者団体や医師が保険の適用拡大を求めている。2024年度の診療報酬の改定が注目を集める。」他

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC222H90S3A920C2000000/

 

日本経済新聞にも取り上げられているところから、これはもう社会的な高まりと見て良いと思います。

 

現在、固形がんで標準治療終了後の患者さんのみに保険適用のがん遺伝子パネルですが、治療前、治療中での検査が保険診療で可能になるように感じてきました。

 

ただ医療機関での運用面を考えると、少々やることが多い気はします。

現在は、治療法がもう無いという患者さんが主に受けるということで、治療方針上の見当は割と少なくて済んでいるはずです。

 

しかし、これが新しく標準治療の中でどの治療法が最適かと検討する段階の患者さんに導入されるとなると、治療の選択肢が増加するということで、その判断が難しいものになってきます。そもそも対象者数も相当増えてきます。

医療側が整備されてこそ実装と言えますから簡単ではないですね。

 

ただ一方では、遺伝子パネル検査による治療の効率化が図れるとも言え、これは医療側のメリットも大きくなります。

 

いずれにしても、早く実現してもらいたいですね。