#重粒子線治療
がん治療用新型イオン入射装置の原型機が完成 重粒子加速器の小型化をレーザー技術で目指す/QST
●重粒子線治療が可能な施設は国内7箇所のみ
●既存の建物内に入るほどの小型の装置を開発中→全国で重粒子線治療が可能に※別記事:2030年実用化目指す
https://www.qst.go.jp/site/press/20230830.html
QSTさんによる”量子メス”開発に関連して重要な進展があったようです。
重粒子線治療は、体にやさしい治療であり、また難しいがんへの手立てとしても注目される治療法です。
しかし、国内で7箇所しかその治療を受けることが出来ないのは、巨大な施設が必要であることが主たる原因です。
この量子メスが完成しますと、従来の病院の建物内での設置できるほど小型の装置となり、劇的にこの療法が普及する可能性があります。
今回の機器完成が意味するものは、超電導技術と並んで重要な技術の具現化、と言えます。
実現に向けて大きな一歩を記したことになります。
実用化は2030年頃とのことですから、長いようなそこまで長くも無いような感じです。
少しでも早くの完成を願っています。