#がん治療研究
iPSからがん攻撃細胞を作製 大量生産可能 免疫療法への定着目指す 神大/神戸新聞【再】
●さまざまながんを攻撃する「ガンマ・デルタT細胞」
●正常細胞を標的にしないという特性
●大量生産可コスト低
https://nordot.app/1011670547948060672?c=768367547562557440
今年の上半期印象深かった記事の再アップです。
白血球の一種であり、さまざまながんを攻撃可能な「ガンマ・デルタT細胞」というものがあります。
これを患者さんの血液から取り出して増やした上で、もう一度体内に戻すという治療は既にあったのですが、そもそも増殖力に限界があってまだ一般化には至っていないとのことです。
神戸大学さんこちらの研究で成功したのは、無限増殖が可能なiPS細胞からこのガンマ・デルタT細胞を作れたというものです。
一時は鳴り物入りの扱いでメディアが取り上げるなどし、大いに期待したiPS細胞ですが、ここ最近は、がん治療領域ではあまり聞かないものになっています。
しかし、実はこれを利用した研究は進んでおり、特にこのような移植を利用した療法においては、引き続き期待出来るものです。
特にこの、ガンマ・デルタT細胞療法については、正確にがん細胞のみを攻撃してくれるという特性がありますので、副作用が少ないということになります。
現在は自由診療のこの療法ですが、iPSの恩恵で大きく広がっていくなら素晴らしいと思います。