#コンバージョン手術
進行がんも手術可能に 分子標的薬など新しい治療薬が奏功し縮小で切除に「転換」膵臓や胃でも成果報告【再】/zakzak
薬でがんを縮小させ手術で切除
富山大病院、膵がんステ3で実績→2014-2020で41人、5年生存58.6%
●胃がんステ4でも可能性あり

https://www.zakzak.co.jp/article/20230612-ODDDK4TTU5JU7EXHSX55WAP64I/

 

本日までお盆休み期間中となりまして、まだ目新しいネタがあまりアップされていませんので、こちらも反響が高かった記事の再アップとなります。

 

つい先日、東大病院の中川恵一先生のコラムで、膵がんを公表されているユーチューバー「サニージャーニー」さんの事例が取り上げられていました。

 

サニージャーニーさんはステージ4の膵がんのようですが、薬物療法の効果が表れて、切除手術が可能となり実施されたとのことでした。

こちらもやはり、コンバージョン手術ですね。

 

サニージャーニーさんの場合、こちらの記事でも紹介され、日本で最も膵がん治療が進んでいる病院である富山大学附属病院にかかれたことが大きな要因であったのかなあ、などと想像します。

 

そもそも膵臓がんの手術は、重要な血管などが存在する部位の切除になるので、相当な技術が必要なようです。

技術が必要、ということは、経験が必要なわけで、富山大学附属病院に蓄積されているものが賜物ということでしょう。

 

ということは、どこの病院でもこのコンバージョン手術が可能ということではなく、やはり病院や医師を選ぶ必要が出てきます。

 

おすすめ、ということではなく、実績が明示されている病院でいくと、

まずは記事も紹介される富山大学付属病院。

神戸大学病院、がん研有明病院、大阪国際がんセンター、国立がん研究センター東病院

あたりです。

やはり、大きな病院となりますね。

 

以前、SNSで知り合った方もまた、フォルフィリノクス奏効の結果、コンバージョン手術を実施されましたが、現在も元気にされていると思います(SNSなのではっきりとはわからない)。

 

その方が心配されていたことが思い出されるのですが、、、

外科手術によって病巣を取り除く際に、がん細胞の”散らばり”が起きて転移するのが怖い、と仰っていました。

その方は、千代の富士さんを事例に出しておられました。

 

これはもう1年以上も前のお話ですので、あの方に関しては、そのようなことは無かったのだろうと思います。

 

日本のがん医療は、外科手術に傾倒しがちだから発展しない、という内容の記事がここ数日間で踊りました。

その記事を読んだのですが、手術ではなく化学療法や放射線治療を実施した場合の奏効率や生存率に関する比較数値の提示があまりなく、「漠然とした論説だな」と思いました。

 

がんと言っても、種類、部位、病期、患者さんの身体状態も様々です。

外科手術だから良いとか、化学療法だから良いとか、そういうことは一口には言えないことだと思います。

 

ただこの、膵臓がんやスキルス胃がんに関しては、手術出来るならした方が良いもの、とは言えそうです。外科手術に傾倒する国ならではの実績とも言えないでしょうか。