#抗がん剤
副作用があまりないのですが、抗がん剤は効いているのでしょうか?/ヨミドクター
●副作用と効果は別物、副作用は軽いほど良い
●マイナス(副作用)を上回るプラス(効果)を目指す
●副作用を訴えると薬を減らされるので隠す患者さんがいる→必ず伝える 他
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230808-OYTET50015/
がん研有明病院の高野先生のコラムということで、またまた取り上げさせていただいたのですが、こういう気持ち→副作用が出ないけどちゃんと効いてるかな、という方は実際いらっしゃるかも知れません。
高野先生のお答えの軸になっているものは、抗がん剤治療の基本的な考え方とも言える、リスク(マイナス)とメリット(プラス)のバランスで、メリットが大きくなるように調整していく、というものです。
確かに、副作用が出ていないことは、効果が出ていないことにはなりませんが、先生仰せの論法からすると、副作用が出る程度まで薬剤の量を追加して効果を大きくするということも出来るのでは、と思います。もちろん、これは素人ながらの単純な考えによるものです。
記事にある通り、標準治療は用量が決められているもので、されが最大限ということになりそうですから、そもそも入れれば入れる程(抗がん剤)なんて話は成立しませんね。
あとそれとやや関係して、患者さんの心理としてわかるのは、副作用が出ていると言えば薬が減らされてしまって、がんを殺傷する力が弱まってしまうのでは、というもの。
ここには、しんどい目をしてもがんをやっつけるぞ、という並々ならぬ気合が隠れているようにも思うのですが、治療を継続していけるかどうかも重要なポイントですから、やはり出ている副作用については、担当医に必ず伝えることが大事とのことです。