#がん予防
日本人における予防可能ながんによる経済的負担は1兆円超え(推計)適切ながん対策により、経済的負担の軽減が期待される/国立がん研究センター
●全てのがんによる経済的負担2.8兆円、予防可能がんは同1.2兆円
●予防可能がんリスク要因_ピロリ菌、HPV、喫煙、飲酒、運動不足

https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2023/0802/index.html

 

実はこの研究のレビューを見た時、どうせピロリ菌やHPV除去と言った、既に実行可能な事業を拡大することで医療関連などに対する便宜に使いたいだけだろう、と思いました。
つまり、そう言った方や企業への利益誘導や利権化を目指したものだろう、と。
 
私の心の中では
「もし私が日本の”王様”で本気でがん予防を考えるなら、原因がはっきりとしているたばこ・酒を排除する、北欧やオーストラリアなどはそうすることで医療費がかからないようにがんばっとるやないか」と。
 
ということで、特にたばこについて、その値段とがん罹患者率、死亡率について調べてみたのです。
 
●たばこ(マルボロ1箱)の値段ランキング※2022
1、オーストラリア3147円
2、ニュージーランド 2711円
3、アイルランド1811円
4、イギリス1787円
5、ノルウェー1748円
6、アイスランド1374円
7、カナダ1352円
8、フランス1294円
9、イスラエル1246円
10、シンガポール1192円
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43、日本580円
 
 
●がん発症率ランキング※2012、人口10万人あたり
1、デンマーク
2、フランス
3、オーストラリア
4、ベルギー
5、ノルウェー
6、米国
7、アイルランド
8、韓国
9、オランダ
10、スロベニア
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11、カナダ
12、ニュージーランド
16、アイスランド
18、イスラエル
22、イギリス
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30,日本
 
 

●がん死亡率ランキング※2021、人口10万にあたり

1、ハンガリー

2、クロアチア

3、スロバキア

4、スロベニア

5、ラトビア

6、ポーランド

7、アイルランド

8、ルーマニア

9、デンマーク

10、エストニア

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12、イギリス

17、フランス

22、カナダ

24、オーストラリア

28、アイスランド

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36、日本

 

発症率は2012年のものですから、参考程度にしか見れないものの、例えば、私の浅い考えでたばこの値段を跳ね上げることで喫煙人口を減らすことで、がん発症率もがん死亡率も下げることが出来るのかと言うと、一概には言えなさそうです。

そんな簡単なものではない、ということですね。

 

一方で、ピロリ菌やHPVの除去については、確かに、確実性のある施策と言えるわけですから、今後の国家的な医療費問題の解決に向けても、個人のがん予防の観点からも、進めてもらいたいと思えます。

 

私は思い込みの強い方なんだと、あらためて自戒する機会でもありました。