#がん検査
血液検査でCTもすり抜ける5mm以下のがんを検出 少量採血で高精度/スポニチ
●血中のがんDNAを高精度検出「シグナテラ」
●米MDアンダーソン_大腸がん手術後のシグナによる血液検査実施例,CT異常なしもシグナ陽性,更に検査で数mm肝転移発見→転移巣切除→シグナ陰性に
https://www.sponichi.co.jp/society/news/2023/07/31/kiji/20230731s00042000112000c.html
こちらは国立がん研究センターが発表した、シグナテラ利用によるステージ2-3大腸がんの再発リスク測定に関するレビューです。
https://www.amed.go.jp/content/000108449.pdf
シグナテラは米国のナテラ社が開発したものですが、その技術面で、日本企業も深く関わっているようです。
「早期発見」と言うと主に初発のがんの発見というイメージを持ちますが、こちらは「再発がんの早期発見」ということで、初発の早期がん発見よりも命に関連度合が大きいものになります。
米国のがん医療研究に関する”スーパー病院”と言えるMDアンダーソンがんセンターでは、このシグナテラによる試験を、大腸がん手術から1ヵ月後に実施するようにしているようです。
記事には・・・・
CTでは全く問題が無く、従来であれば、「問題ないよ」ということで特に加療せずに経過観察するところ、シグナテラによる血液検査では陽性になったので更に精密検査を進めてみると肝臓に極小さな転移巣が見つかった、というもの。
そして、その転移巣の切除手術を実施して再びシグナテラによる血液検査を実施したところ、晴れて陰性でした、と。
日本ではこの試験、まだ自由診療のようです。
大腸がんは、日本でも多くの方が罹患するがんです。
しかも国立がん研究センターが有用であることがはっきり認めているものです。
別の見方をすれば、ビジネス的な旨味も大きいわけですから、早く日本の標準治療になってもらいたいものです。
また、他のがんではどうか、ということも気になるポイントですね。