#BNCT
BNCTの治療効果向上と適応拡大を可能にするホウ素製剤開発の新指針を提唱
◎BNCT:現在は切除不能頭頚部がんのみ適応、転移・難治性がんの治療に期待大の療法
◎細胞内局在に着目のホウ素製剤によって効果向上と適応拡大に道

配信:がんプラス
https://cancer.qlife.jp/news/article20629.html

 

久しぶりにBNCTについて、新しいトピックが登場しました。

 

BNCTとは、次世代の核医療として注目される療法ですが、現状のところ、進行頭頚部がんのみ適用となっており、なかなか進展しないなという感じでした。

 

その原因になっていたのは、病巣部に限定して核反応を誘導するホウ素製剤にあったのですが、一つの解決法が見えてきたかも、というのがこのニュースです。

考えられていた程も、ホウ素の量が多くなくてもよかった、ということでしょうか。

 

BNCT療法そのものは、病巣部以外の細胞に対しては害を与えないものなので、身体に負担が少ない治療と言えます。

 

また、既に治療された後の治療、複数回に渡るBNCT治療も理論上は可能なようですので、非常に有効な治療法と言えます。

適応拡大には大きな望みがありますね。