#がんゲノム医療 #遺伝子パネル
がん遺伝子パネル検査、初回薬物治療前で有効 先進医療部会が京大報告書を了承、保険適用へ好材料
※有料記事
遺伝子パネルを治療初期で実施することの有効性が確認されたとのこと。詳細は追々。
配信:日刊薬業
https://nk.jiho.jp/article/178994
薬業の専門メディアさんで有料記事のためまだどのような結果になっているのかは確認出来ていませんが、前向きな結果であることは間違いなさそうです。
現在、国が力を入れて推進しているがん遺伝子パネルですが、現状のところ、保険適用の対象者は、固形がん、希少がん、原発不明がんで、標準治療が終了し、化学療法に耐え得る体力がある方、となっています。
標準治療で大きな成果を上げられず、進行してしまっている方が対象となります。
現状でも、1割弱の方で使える薬が見つかるなど、一定の成果は上がっていると私は見ます。
しかし、出来れば進行してしまうまでの早い時期に奏効するだろう薬を見つける方が、患者さんにとって有益であるし、遺伝子パネルの意義も増すだろう、ということで、京都大学病院や藤田医大などが進めているプロジェクトがこのファーストラインとしての遺伝子パネル実施試験です。
これが有効ということになれば、遺伝子パネルが早期から保険適用で受けられる可能性が出てきます。
またこのことは、治験実施・参加に幅が出来ますから、医薬の開発おいても有利です。
今後の日本のがんゲノム医療にとっても重要な試験だと思いますので、まずは結果から知りたいですね。そのうち出てくると思います。