#アルカリ化食
「胃がん寛解」の医師が公開、「がんを進行させたくない」人の3食メニュー
◎考案者はスキルス胃がん罹患
◎Ⅳ期患者から劇的寛解例(長期生存例)が出ている
※本の宣伝記事
配信:JBPRESS
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/74086
半年ほど前でしょうか。
興味深い記事として読みました。
この記事で宣伝される、「がん劇的寛解」の著者である京都大学名誉教授和田洋巳氏は、体内の環境をアルカリ化することでがんが再発しにくい体に仕向ける、という基本に理念に立たれています。
私は現時点で思うことは、食事の一つの参考にするのは良いのかな、ということです。
アルカリ化が本当に再発予防につながっているのかについては、よくわからないところですが、劇的寛解例(同書籍では長期生存例、超長期生存例との注記)が続出しているのであれば、見るべきものに違いありません。
ホスピスケアのお医者様が、終末期の患者さんを対象に、ケトン食と少量の抗がん剤を用いた「がん共存療法」と名付けた療法の臨床試験を開始するとのお話があります。
食事によってがんが消滅するわけではないが、がんの進行がほぼ止まった状態になり、結結果的に長期生存が実現出来るのではないか、というもの。
なかばダメ元で強い抗がん剤を使うより、食事によって身体の状態を良く保つことがベター、という仮定に立ったものです。
こちらも、考案された医師ご本人ががんを罹患されています。
私は個人的に、「科学的」とはこのようにあるべきだと思います。
こちらは「終末期をどうサバイバルするか」という重要な課題に対して、ご自身の成功体験や成功事例から一つの仮定を立てる。
そして、エビデンスを取っていく。
非科学的とされる”未エビデンスド”な事例に対しての科学的アプローチです。
アルカリ化食については、こちらの記事のように、本を売るという商的価値からのアプローチで、かつ和田名誉教授は食品ブランドも展開されているので、これまたかなり商売に走っておられるところが見受けられます。
出来ることなら、これによってアルカリ化食が広まりを見せ、科学的に根拠が蓄積されるように願います。