#がん治療研究
FGFR変異+共変異のがん、分子標的薬併用療法の有効性を確認-東京医歯大ほか
◎FGFR変異を有するがんの94%に異常な共変異があり無い場合と比較で全生存期間短縮
◎レンバチニブ(FGFR阻害薬)とパルボシクリブ(CDK4/6阻害剤)の併用

配信:医療NEWS
http://www.qlifepro.com/news/20230126/fgfr.html

 

私は医療に関しては素人なのですが、大変興味深い研究です。

 

がんに関わる遺伝子変異の中でもメジャーと言えるFGFR変異ですが、この変異だけを標的にしてもなかなか良い結果が得られていないということでの他の分子標的薬との併用してはどうか、という研究です。
 
共変異という言葉はあまり聞きなれない言葉ですが、FGFR変異にかなり高い確率で同時発生する変異と読みました。
こちらの共変異を持っている患者さんの予後が持っていない患者さんに比べて悪いことがわかっているというもの。
 
現状の結果、分子標的薬の併用は結果を得ているとのことで、更に研究は進むものと思われます。
特にFGFR変異は多くの患者さんに存在する変異であるはずですので、期待しています。