【記事リンク↓】配信:毎日新聞

・ICI使用の1~2割で起きる:がんが大きくなり病状悪化 

・「がんを攻撃する免疫細胞」だけではなく「がんを守る免疫細胞」のブレーキも外しているか 他

 

本庶先生のノーベル賞受賞もあって有名になり、今やがん治療の重要な一角を担う免疫チェックポイント阻害薬(ICI)。

 

ただしこのICIには、”恐ろしい”レベルの副作用である「HPD」が問題視されています。

これは、ICIを投与することで、がんが大きくなってしまうというもので、薬を服用した患者さんの1~2割(1割と2割では差がありすぎるとは思いますが・・・)で起きていると言うのですから、克服すべき問題です。

 

こちらの試験は、あの光免疫療法で有名な小林久隆氏らのチームによるものですが、光免疫療法によって作られたマウスを使って実施されている点も注目する部分です。

 

現状での結論はこちら↓

【抜粋】「がんの周りにどのような免疫細胞が存在するかを確認し、守るタイプのものが多い場合は、薬の使用を避けるべきかもしれない」

 

今後は、がんを守ってしまう免疫細胞のみを光免疫療法で事前に破壊した上でICIが使えるかどうかの試験が行われるようです。

光免疫×ICIの道が見えるかどうか、ですね。