【記事リンク↓】配信:京都大学
・抗がん薬抵抗性の多発性骨髄腫のマウスモデルで安全性及び顕著な抗腫瘍効果を確認
・安全性の高い抗がん剤として開発に期待 他
クルクミンとはウコンですね。
有名なところではカレーに入っているもので、古くから健康に寄与するとされてきました。
がんについての効果についても様々な研究がされていたと記憶していますが、時折起きてしまう副作用が問題視され続けてもいます。
こちらの京都大学さんの研究は、プロドラッグ型クルクミン、簡単に言うと、体にしっかりと吸収されるように化学的な処理を施したものによる成果です。
従来は経口投与、つまりクルクミンを食べたり飲んだりすることでどうか、というものでしたが、こちらは注射ですから、注射用として製剤出来たことがポイントでしょう。
先述のクルクミン摂取で時として副作用が引き起こされる一因として、吸収の悪さによる生体反応であるとも言われていますので、この点についても克服している可能性がありますね。これは私の想像です。
現状、多発性骨髄腫モデル、つまり血液がんのマウスによって顕著な抗腫瘍効果が発揮されているとのことです。
既に報告されている内容として、オキサリプラチン抵抗性の大腸がんマウスでも抗腫瘍効果が発揮されているとのことですから、他のがん種に対しての効果も期待できます。