【記事リンク↓】配信:マイナビ
昨日からメディアを賑わす話題です。
光免疫療法は期待が大きく、頭頚部がんに対する承認が下りて、既に臨床現場での使用が開始されています。
また、他のがん種についても臨床試験中で、その効果がどれほどかが注目されているところです。
こちらの東京大学が開発した新薬は、光免疫療法を更に前進させるものとなりますが、進行がんの根治が見込める強力な武器になる可能性があり、継続的に注目していきたいものですね。
マウスでの試験結果は下の通りです。
【抜粋】
1回目の治療後、全マウスで急激に腫瘍塊の大きさが減少し、治療後15日後の大きさの平均は約40mm3となったことが確認されたが、治療30日後、半分の5匹に肉眼的再発が認められたという。これら5匹のマウスの再発した腫瘍塊の大きさは治療63日後に平均381±296mm3となったため、1回目と同じ手法で2回目の治療が行われ、全例で肉眼的に腫瘍の消失が確認されたという。
さらに1回目の治療後約90日、2回目の治療後約30日目に、10匹すべてのマウスの剖検が行われ、病理学的にも腫瘍細胞が完全に消失し、治療部分は正常な皮膚の状態へと回復していることが確認されたとする。
今回のマウステストでは、乳がんモデルが使われていますが、皮膚がんでのテスト実施も見込んでいるようです。
ヒトへの適用となると、まだまだ先が長い話になってきそうですが、これが成功すると、強力なゲームチェンジャーになりそうです。
期待しています。