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今年の4月から保険適用範囲が拡大された陽子線治療。

新しく、4センチ以上の肝細胞がん、手術不可の管内胆管がん、局所進行膵がん、再発大腸がんが加わりました

 

また来年の春頃から、米バリアン社製のプロビームという最新の陽子線治療装置が岐阜県の病院で稼働します。高性能かつ小型の陽子線装置です。

更に、日本企業でも小型陽子線装置の開発に目処が立っていますし、今後、陽子線治療が広まっていく可能性が高いです。

個人的には、特に日本企業製の装置に期待しています。

 

膵がんでは生存率2倍

記事で述べられているところですが、

【抜粋】 「たとえば手術できない局所進行性膵がん(ステージ3)では、標準治療とされる抗がん剤の単独療法における生存期間の中央値はおよそ10カ月です。それが陽子線治療では約20カ月、平均的な生存率が2倍に延びることがわかっています

「当初は手術できないとされた患者さんが陽子線治療を受けた後にがんが縮小したことで、手術を受けられるようになったケースもあります。ただし、手術できなくても、陽子線治療により5年以上生存する膵がんの患者さんが何人もいらっしゃいます。画期的な成果です」 」

 

肝がんは手術でなく陽子線治療で回復が見込める

【抜粋】「腫瘍に栄養を送る血管を塞ぐ塞栓療法と比較し、陽子線治療の方が予後が良いことが示され保険適用が認められたのです。4センチ未満の小さな肝臓がんに対しては、いまは先進医療として陽子線治療を実施していますが、成績について手術との比較が行われています。その結果から、われわれ陽子線治療を行っている医師の多くは、肝臓がんに手術は必要ないと考えています

 

手術が出来ないから放射線、陽子線ではない時代です。

肝がんのように、むしろ陽子線の方が成績が良くなる可能性があるわけです。

 

現在、肺、食道、口腔がんで、化学療法との併用療法で試験が進んいるようです。

もっと広く保険適用出来る=効く時代が待ち望まれます。