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難しいですが、興味深い研究です。

 

ノーベル生理学賞で脚光を浴びたオートファジー。

細胞内で働く細胞リサイクル工場のような働きのことですが、これが特に超初期と言われるがん細胞の出来初めに大きく関係していることがわかったというものです。

 

正常細胞内にあるがん化してしまった細胞を検知し、正常細胞が言わば”リンチ”をかけてがん化細胞を排除する細胞競合。

 

この細胞競合に、どうもオートファジーが関わっており、それがどう働くのかがわかってきたようです。

 

詳細については記事をご覧いただきたいのですが、現状結論的なことは特に明記されていないのですが、どうも、がん化してしまった超初期の細胞を排除するには、やはりオートファジーが重要な役割を果たしているということのようですね。

 

ただし、このオートファジー。がん細胞の薬剤耐性を促進するという機能も確認されています。つまり、がん細胞が生き残るためにも働いてしまう、ということです。

まだまだわからないことだらけ、と言えるかも知れません。

 

記事では、「がんの進行度合いによってのオートファジーの役割」というような言葉が使われていますが、まさにこの辺ですね。

いわゆるがんに罹っている状態では、決して良いことばかりではないのかも知れません。

 

正常細胞ががん化し始める、というのは、実は毎日のように体の中で起こっている現象です。

これは言い換えると、ある一定のエリア内では正常細胞優位なのであり、この状態ではオートファジーの機能ががん細胞を排除する機能を促進するのかなあ、なんてことを思います。

つまり、まだ病気としてがんとは言えない状態、がん予防を頑張っていくような状態の時には、オートファジーが役立つ、と。あくまで想像です。

 

まあそう仮定すると、オートファジーが機能し出す、と言われて流行の兆しとなっているプチ断食も、実はがん予防には有効と言えるのかも知れませんね。

まだまだ研究中の内容ですので断言出来るわけがないことです。あくまで主観ですが、経験上、17時間のプチ断食は体調リセットに役立つ感じがしますので、がん予防にも期待して、時々実行してみようかと思います。