【記事リンク↓】配信:ヨミドクター

 

当然の心理ではないかと思います。

 

私はまだがんを経験していませんから、正直、がん患者さんの本当の気持ちというのは、共感出来ないものです。

そこをなんとか理解しようと努力してみると、がんでなければ出来ていた生活や人生が、とてもまぶしく見えます。

 

SNSは個人レベルでの自慢大会がよく起こるところですから、特に、家族でどこかに旅行に行ったとか、高級な車を買ったとか、うまいものを食べたとか、そのようなもので溢れかえります。

 

それはそれで否定するわけではありませんが、せめて表現くらいは気を使えよ、という思いは無くもありません。

 

さて、キャンサーロスと言われるがん患者さん特有の喪失感にどう対処していくかなのですが、こちらの記事では実用的な方法を掲載されています。

 

まず、知り合いや家族に、不満でも不安でも、言葉に出して話をするということです。

これはここ10年くらい、自己啓発系でも流行の文章化なのですが、思いの中で膨らんでしまった喪失感をはじめとしたネガティブな部分を、一端冷静に整理することで、客観視することにも役立ちます。

 

昨日は元気だったのに、今日はとても落ち込むという状況。

私はありますね。

でも昨日から何か悪くなったかと言えば、そうでもないことも多いものです。

そういう視点に立ち返るのに、話をする、文章化することは役立つかと思います。

 

また、話し相手なんかいないよ、という方に・・・・

【抜粋】

 全国のがん診療連携拠点病院などには、がん相談支援センターがあります。その病院で治療を受けていなくても、気軽に立ち寄ってほしいと思います。専門のスタッフが対応してくれます。必要に応じて、患者会なども紹介してくれます。

 

私もこの点、その病院で治療を受けていなくても利用出来ることをはじめて知りました。

 

ツイッターの方でこちらの記事を紹介したら、こちらのセンターが役立ち、治療に対して前向きな気持ちで取り組めた、というコメントを頂きました。

 

病院と言っても、最終的には”人”なわけですから、対応には差があるとは思いますが、一度訪れてみる価値はあるように思います。

 

誰かと話をすることは、しないことに比べて、格段にネガティブ事項の捉え方が軽くなると、経験的にわかります。軽い方が正しい方、です、だいたいの場合。

 

私の経験なのでアレですが、軽い方・正しい方に気持ちを最適化するつもりで、ご相談されてはいかがかと思います。