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米国で臨床試験が開始されるようです。

 

前立腺がんの治療時に、腫瘍組織、つまり治療標的をより正確に高精度にマッピング(照準を定める、に近い)するためのソフトウェアの試験です。

 

まずMRIと針生検から得られるデータが解析され、前立腺内にあるがん細胞の場所が特定されます。

次に、そのがん細胞をめがけてどの位置から「焦点式レーザー焼灼装置」を挿入すれば最適なのかがシミュレーションされるというものです。

 

この焦点式レーザーは、がん細胞をそれほど高くない温度で加熱して腫瘍全体を縮小させるものです。

 

高精度にがん細胞の位置が指定出来て、しかも高くない温度での焼灼ですから、体に与える影響は少ないと思います。

焼灼療法と言えば、肝臓がんのラジオ波が思い出されますが、こちらの方式もまた、繰り返し使えるメリットがありそうです。

 

前立腺がんは、男性が罹患するがんのトップです。

習慣病のように治療出来る日が近づいてきている気がします。