【リンク↓】 配信:福島民友新聞
注目の治験が始まりました。
対象は、副腎に発生する希少がん「悪性褐色細胞腫」の患者さんで、使用される薬剤は、放射性核種「アスタチン」を有機化合物に結合させたものです。
こちらの記事では明記されていませんが、注射によって投与するタイプの放射線治療だと思います。
この薬は以前から注目されていたものです。
原料となる放射性物質を海外から輸入して研究・開発していくことは多難です。
そこで、国内製造に目処が付いた「アスタチン」を使って開発してきた、というものです。
従来あった放射線内用療法で使われる薬剤は、ベータ線を出すものでしたが、こちらアスタチン原料はアルファ線。
試験的な臨床現場での使用もされてきたようですが、お医者様のフィーリングとしては「効くなあ」だったはずです。
しかも副作用は少なくて済むと言うのですから、夢の医薬と言えます。
まずは安全性の確認が行われますが、良い結果が出て欲しいと心から願っています。