配信:PRTIMES
【抜粋】
●治療前の血液中のアミノ酸プロファイルを調べることで、がん免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)が有効な患者を選別できることが明らかとなりました。
●血液中の免疫細胞の遺伝子解析により、末梢血のアミノ酸プロファイルががん患者の免疫状態を反映することがわかりました。また、免疫チェックポイント阻害薬の治療効果と相関するアミノ酸代謝関連遺伝子が明らかとなりました。
●今後、血液中のアミノ酸プロファイル解析ががん患者の治療法選択に有用な新しい診断法として臨床応用されることが期待されます。
本研究の成果として、アミノ酸プロファイル解析が免疫チェックポイント阻害薬の臨床効果を予測するバイオマーカーとして臨床応用されれば、“個別化がん免疫治療”が可能となり、高い効果の期待される患者を選択することによる治療成績の向上や、不必要な治療による不利益(有害事象合併・医療費浪費)の回避につながるものと期待されます。
時間が大事な患者さんにとって「やってみないとわからない」ということで療法をお試しするのは、大変な不利益です。
これを解決するのが昨今行われるコンパニオン診断ですが、こちらもその中の新しい手法と言えそうです。
患者さんの「何を摂って」それを行うかが大事ですが、こちらは、採取しやすい血液で行えるところがポイントですね。