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【抜粋】

小さな卵巣がんの細胞を光らせてはっきり識別できるようにする試薬を、大阪公立大学などの研究グループが開発し、実用化すれば手術の際にがん細胞をより確実に切除できるようになると期待されています。この試薬は、大阪公立大学やハーバード大学などの研究グループが開発しました。

 

近赤外線のレーザー光をあてると光る色素でできていて、卵巣がんの細胞にとりこまれ、蓄積される性質を持っているということです。この試薬を卵巣がんのマウスに血管から投与し、手術中にレーザー光を当てたところ、がん細胞が光って1ミリ以下の小さながん細胞でもはっきり識別できるようになり、肉眼だけで行う際のおよそ2.5倍の量、細胞を切除できたということです。

 

卵巣がんは、小さながん細胞がおなかの中に散らばった状態になることが多く、手術の際に医師が目で見たり手で触ったりして小さながん細胞を除去しきるのは、難しいということです。


研究グループの大阪公立大学大学院医学研究科の福田武史講師は、「一般の手術で使えるようにして、卵巣がんの治療成績の向上につなげたい」と話しています。

 

これがヒトで使用出来るとなれば、手術の精度向上となり朗報です。

卵巣がん以外での適用についてはどうでしょうか。有益であるように思います。