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【抜粋】

17年に再発、抗がん剤治療などを受け、3カ月後に医師から「寛解」を告げられ、喜びを爆発させた。だが、半年後再々発が判明した。
「そのとき、実は『がんと闘う』というのには何となく違和感があった。病気って自分のサイン。もう闘わず、がんとともに歩こうと考え、医師から言われた3つの『あ』、焦らない、慌てない、諦めない―を意識しました

 

患者であると同時にどこか、自分を客観視しているように映る古村。「よく周囲から『頑張れ!』『かわいそうだね』『大変だね』との言葉をかけられるが、受ける側からすればすごく引っかかる言葉だと思うんです」と話す。

コロナ禍の中、古村は「HIRAKU 人にやさしいプロジェクト」を立ち上げ、代表理事としてがんやリンパ浮腫とともに生きる女性たちのサポート活動にも尽力。かつて古村の目を覚まさせてくれた息子たちもユーチューブ配信などを手伝っている。「コロナ禍でも可能な形で患者同士の交流を続けていきたい」とも。