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配信:DIME
最近、DIMEさんには注目の記事が多いですね。
まだまだ研究中の話題ですが、期待が高まります。
【抜粋】
膵臓がんの早期発見の鍵が便の中に隠されていることが、ハイデルベルク大学病院(ドイツ)のEce Kartal氏らの研究で示唆された。
136人のスペイン人から採取した唾液と糞便の検体を用いて、細菌叢の機能を調べるショットガンメタゲノム解析と、菌種を推定する16S rRNA解析を行なった。
136人のうち57人には膵管腺がん(PDAC)、29人には慢性膵炎があり、残りの50人は健康な人であった。
糞便検体から、PDAC患者に特徴的な27種類の微生物が特定され、これらの微生物パネルを用いることによって84%の精度でPDAC患者を検出できることが示された。
このパネルに、PDAC進行のモニタリングに使用されている腫瘍マーカーである糖鎖抗原19-9(CA19-9)を組み合わせると、PDACの検出精度は94%まで上昇した。
ただしKartal氏は、「慢性膵炎や2型糖尿病などのPDACのリスク因子を有する集団や、肝臓病や他の種類のがんなどが関連する症状を呈する集団などでは、われわれのモデルによってPDACを誤りなく予測することはできない」としている。
